セントラルパーク南西角の新名所

タイム・ワーナービルに演奏会場のほかに作られたレコーディングスタジオってのがオタク魂をくすぐられます。どこかで写真みれないかな。講義用の教室もあるようだけれども、誰が講義するのか興味津々。ちなみに館長のウィントン・マルサリスは、音楽性も超絶技巧もすばらしいんだけれども、ぼく、どうも完璧すぎて隙のないものってグッと来ないんですよね。TOTOも一時期まではグッときませんでした。どちらかというと、あきらかに何かが欠落しているがために生まれたものに、愛おしいさを感じてしまいます。まあその究極はアウトサイダー・アートなんでしょうけれども。

音楽話でひっぱりますと、大好きなピアニストにDon Grolnickという人がいました。ぼくにとって作曲と演奏の神的存在でした。彼が8年前に亡くなった時に、泣きながら手持ちのCDを全部聞いてから、現実を受け入れられなくてCDを封印してきました。今考えるとちょっと大げさ(笑)今日は突然どうしようもなく聞きたくなって、CDラックから取り出しました。今聴きながらこの文章を書いているのだけれども、彼の生み出すものにはなぜか日本人の情緒と共通するもの、ありていに言えばワビサビのようなものを感じずにはいられない。小編成でスローな曲ほどたまんない。語彙が少なくてうまく伝えられないのが悔しいなあ。なんてマジ話をたまにはとりとめもなく書いてみたりする。Don Grolnick、ほんとあんた最高だったよ。そんで本当にホモだったの?orz

asin:B000005H9U