その瞬間新潟では地震が起きていたとはいえ

この間いつも一緒に曲を作ったりライブをしているAUNが、デラルス主催のチャリティーライブに出るので遊びにいってきました。ステージがはじまる直前まで「ねえ、今から出れないの!?」と冗談(といつつも半ば本気)で詰めよりましたが、ステージがはじまってライトがつくと、ああ呼ばれないわけだと悟りました。もうこれ以上スペースありません!っていうくらい楽器だらけでした。出演者がたくさんいると、大変なことになるんですね。指をくわえて舞台袖から観賞したのだけども、これがまた面白い!

通常のライブだと、袖で待機しているミュージシャンのまわりには、いろんな質こそあれ、大抵ぴりっとした緊張感が漂っています。それがいい意味に作用すると、ステージでのパフォーマンスも最高になるのです。でも今回はそれだけじゃない。待っている間からみんなとっても楽しそう。パフォーマンス中もとっても楽しそう。とってもピースフル。笑顔が絶えません。見ているこっちまで楽しくって、体が勝手に動いちゃう。うまく言えないけれども、音楽の持っている力、共有する喜びであったり癒しであったり、さまざまな要素の何かがいつもより純化された状態を体験できる、それがチャリティーライブの醍醐味なのかもしれないなと、音楽を楽しみながらぼんやりと考えました。そのような場所でAUNと一緒に作った音楽を聞いてもらえるなんて、とても嬉しく、そして得がたい経験でした。来年はぜひ一緒に舞台に出たいものです、本当に。

ちなみに舞台袖で出番を待っているガチャピンとムックを見て、現実とはいったい何なのかと軽いめまいを覚えました。